ゆるっと観劇録

ひたすらに観たものの感想メモ

【舞台感想】シザーブリッツ『苦闘のラブリーロバー』

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◯公演情報(公式HP)
公演期間
2020年12月9日(水)~13日(日)

脚本
羽仁修(演劇集団イヌッコロ)

演出
佐野瑞樹

出演
米原幸佑 小林涼 宮城絋大 生田輝 山中翔太 広沢麻衣 野元空 塩崎こうせい 谷口賢志

日替わりゲスト(12/12)
モリノリ久

会場
赤坂RED/THEATER

とある男女6人がルームシェアしている一軒家のリビング。
リーダー格の”ひろっち”、気が強い女の子 ”ゆっきー”、売れない劇団員”谷やん”、
アイドルタレント”あいあい”、ごく普通の大学生”シンタ”、怪しい謎の男”ごとぅ”。
個性のぶつかり合いでトラブルの絶えないルームシェア
クリスマスの前日、家に一台しかないオンボロテレビが故障。
「ちょっと!!最悪!弁償して!最新の液晶テレビで!!」
リビングに響く声。
そこへ運悪く、忍び込む一人の泥棒。
泥棒の手には、なんと盗んできたばかりの最新型の液晶テレビが・・・。
次々と出て来る住人達にいろんな人に間違えられ難を逃れた矢先、謎のアタッシュケースを抱えたヤクザと、
泥棒に入られた隣人が飛び込んで来て事態は最悪の状態に?!
苦闘の中、泥棒は大切な何かに気付いていく。

 

◯観劇日
2020/12/12 マチネ


◯感想(ネタバレ有り)

久しぶりにただただ笑えるコメディを観ました。楽しかった〜〜!
な〜んにも考えずに見たのでストーリーについてメモしても仕方ない。メインの登場人物それぞれに面白かったところを残しておこう〜!

 

●泥棒/米原幸佑
振り回される主人公。良い人感がず〜っと滲み出てて可愛かった。
設定属性が盛り盛りになって退路がどんどんなくなっていくお約束の展開に笑いが止まらない。
ごとぅの真似をする姿と、谷ヤンに引っ付かれて必死に逃げようとする姿が特に好きだった!
それから、「兄貴!」と弟子入りしようとするところのヤンキーじみた身体の動き。今作の好きな動きナンバーワンでした。

●ひろっち/小林涼
脚長〜〜〜〜〜!脚が長い人を見るとそればっかりに気を取られてしまうので危なかった。大股を開いた時の三角形が美しい。ソファに座って余る脚も美しい。
あいあいと会話する時のくねくねキャピキャピ感と、他人の恋愛ネタでわくわくしちゃう野次馬感、こういう人いるいる!って思った。

●谷ヤン/宮城絋大
ゆっきーの彼氏。ずーっと動き回っててパワフル可愛かった!
泥棒を真ん中のお兄さんと呼び続けるくだりが好き〜〜。泥棒と良いコンビでめちゃめちゃ笑った。

●ゆっきー/生田輝
谷ヤンの彼女。(そして生田さんは私の推しさん)
かぁ〜〜〜わいかった!気が強いという設定だけれど、谷ヤンにはでれでれで、女の子には優しくて。
気を抜くと谷ヤンに寄って行ってしまう感じがとても萌えました。カワイイ。

●シンタ/山中翔太
コメディの中に現れるシリアスが大好物なので、シンタくんめちゃめちゃ良かった……!
君の未来は明るいよ。

●あいあい/広沢麻衣
地下アイドルできゃるきゃるしたキャラなのかと思いきや一番容赦がなくて、一方で泥棒のカバーは的確かつ献身的。
賢いんだろうな〜〜!かわいいな〜〜!

●菜月/野元空
見るからに優しくて良い子。
おばあちゃんの話をする時の、隣の泥棒との温度差がじわじわ笑えてしまってかわいかった。

●兄/塩崎こうせい
シャツがダサいって言われていたのが好きすぎる。
上質なシリアス要素をありがとう〜〜!塀の中でも元気にやってください!

●ごとぅ/谷口賢志
ずるすぎた!!ごとぅさんが今作の推しです。
歩くだけ、一言喋るだけで客席に笑いを巻き起こす奇跡の男。いやーーーずるい!
ビジュアルから言動まで余すところなく全て面白くて全部持っていかれた。
HPのビジュアルは詐欺。


年末に良い大笑いができたな。
しばらくはカタカナがどれも洗礼名に聞こえてきそうだ!